トップ  >  スポンサー広告  >  スポンサーサイト  >  PTC@TRPG  >  シーンNo.1-05 行動結果リプレイ   『追跡行』

--年--月--日 スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シーンNo.4-01 + 第2回 行動宣言 | トップページへ戻る | シーンNo.1-04 行動結果リプレイ   『空の果て、稜線に浮かぶのは』

このページのトップに戻る

2010年08月27日 シーンNo.1-05 行動結果リプレイ   『追跡行』

1-05フォト



■■■ PTC@TRPG企画 ■■■
シーンNo.1-05 行動結果リプレイ 
『追跡行』


 ノアーレは非常に困惑していた。
「あの3人の誰かを、追ってみたら、案外ヒントに、辿りつけたり……
なんて、ね」
 ぜいはあと息を切らせながら、ノアーレはつぶやいた。

「軽い気持ちで、考えてたんだけど、な」
 そう。まさか、こんなカオスフィールの奥地にやってくることになる
なんて思わなかったのだ。幸いここはうっそうとした森林地帯ではなく、
見晴らしのいい草原なのがありがたい。
「それより、なんで、……アンドロイドの私が息を切らせてるのかしら」
 はい、そのほうが雰囲気が出るからです。
 それまでの苦しそうな様子はどこへやら。ノアーレは疲れなど気のせい
でしたと言わんばかりのキレのいい動きで、どこまでも広がる草原と
遠くの森影を見渡した。
「見失っちゃったなー、エレガンさん。あのヒト見かけによらず健脚
なんだなあ」
 後ろを振り返ると、遥か遠くかすかにキャッスルの影が見える。もう
一度同じ距離を歩くのか……とげんなりした。
 そのとき、近くの茂みでがさりと音がした。
 ノアーレはびくっと身を縮めた。しまった、ひとりでこんなとこまで
来たのはうかつだったか、と思う間もなく――茂みからひとりの少女が
現れた。ナッツ類がたくさん入ったカゴを抱えるようにして持っている。
「あ、あの……迷子さんですか?」
「えっと……似たようなものかな。キミは?」
「この先の村に住んでいる者です。あの……そろそろ日が沈みますよ?」
「あ、うん。ちょっと困ってたんだ」
「どうぞよかったら、村にいらっしゃいませんか。村、すぐそこなんです」
「た、助かります……!」
ほっと胸をなでおろすノアーレ。その様子を見て微笑む少女。
「今日は迷子さんが多い日ですね」
「ん? 他にも誰か?」
「はい、1時間ほど前に男の方がひとり、ここを通りかかられて」
(……たぶんエレガンさんだな。それにしても……私は迷子の人を尾行
してたのかあ)
 そう思うと、何とも言えない徒労感が襲ってきた。ついで、空腹感。
 お腹がぐうとなる。
「大したものじゃないですけど、よかったら、これどうぞ」
 少女はカゴからナッツを一掴み、ノアーレに手渡した。
「あはは、恥ずかしいな。……ん?」
 手のひらで受け取ったナッツの中に、同じような大きさの小さな白い
 石が混じっていた。――瞬間、眩く輝きを放つ。
「? どうかしました?」
「あ、いや、何も。……ナッツいただきますね」
 ノアーレは石をそっと懐にしまい、ナッツをつまみながら少女と共に
村へと向かった。




(シーンNo.2-01 『第2回行動宣言』に続く)
スポンサーサイト

シーンNo.4-01 + 第2回 行動宣言 | トップページへ戻る | シーンNo.1-04 行動結果リプレイ   『空の果て、稜線に浮かぶのは』

このページのトップに戻る

コメント

このページのトップに戻る

名前
題名
メールアドレス
WEBサイト
 
コメント
パスワード
  管理者にだけメッセージを送る

このページのトップに戻る

トラックバック

このページのトップに戻る

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。