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2010年08月27日 シーンNo.1-03 行動結果リプレイ  『監視カメラ』

1-03フォト



■■■ PTC@TRPG企画 ■■■
シーンNo.1-03 行動結果リプレイ 
『監視カメラ』


 一方。
 調査を進めているうちに、それぞれが考え至った結論から、ひとつの建物の
前に集まった者達がいた。

「何のお知らせなんだろう、三国で何かあるのかな? 広場の管理局に聞いて
みよう」
 ネリネはごくごく自然に、看板を何かの告知・広告だと思ったようだ。
 広場に立っているのなら広場の管理を担っている者に尋ねればいい。非常に
ストレート且つシンプルな考え方である。
「……とにかく、設置した人を見つければ何かわかるわよね。どこかに監視
システムがないかしら?」
 さすがサイエンティックヘブン出身のインテリ娘の蔡花(さいか)。看板の
姿もスケッチではなく写真の形で手元に残し、管理局へと向かっていた。
 管理局の入口で、ばったりと会う二人。
「あ……ひょっとして」
「あなたも……ここに調べに?」
 2人が次の句を声にする間もなく、さらにもう一人の人物が現れた。
「これって暗号なのかな……? いや、ここは専門家に任せよう。それにし
ても、この看板の意図は……っと」
 考え事をしながら歩いてきたエスヴァルドは、すぐ目前に人が立っている
ことに気付き、はっと顔をあげた。それを待っていたかのようなタイミング
で蔡花(さいか)は声をかける。
「ちょうどいいわ、目的も同じみたいだし。一緒に行動しません?」
「……なるほど。協力できる人を僕も求めていたんだ。こちらこそよろしく
お願いしたい。僕はエスヴァルド」
「蔡花(さいか)よ」
「私はネリネ。よろしくね」


 管理局に入るのは、3人とも初めてだった。
 建物はとても広大なのだが、管理の担当者は5名のみ。
 サイエンティックヘブンで開発された管理システムは大変優秀らしく、
週に一度のメンテナンスとバックアップをすることで広場のセキュリティは
万全、ということだった。
 とはいえ、広場への出入りは基本誰でも自由に行えるため、管理システム
が行っているのは「出入りした者とそこで起こった出来事の記録」「エラー
が起こった際の臨時バックアップ機能」のみのようだ。
 ……誤解を生まないように書いておくが、これはこの物語の設定であって
実在の何かとか誰かとかとは全く関わりをもたないので念のため。
 話を戻そう。
 3人は広場の看板について調べたいことを窓口で伝えた。
 看板は管理者サイドの預かり知らない出来事であり、広場を訪れた何者か
の行った行動であるだろう、という回答を得た3人は、昨晩の広場で起こっ
た出来事の記録を閲覧させてほしいと申し出た。
 管理者5号と名乗る担当者に案内され、モニタールームに通される3人。
 ……誤解を生まないように書いておくがこれはこの物語の設定で以下略。



 モニタールームに映し出される、昨晩の広場の映像。
 これは広場のあちこちに設置された監視カメラが記録したものだ。
 早送り気味に過ぎ去っていく映像から、3人は予想もしなかった光景を
見た。


 看板は、誰かが設置したのではなかった。
 地面から生えてきたのだ。
 その様子は、植物が芽を出し葉を広げるような、それでいて、鉱物が長い
時間をかけて結晶となっていくかのような。
 そんな光景であった。

「んーと、これ……どういうこと?」
ネリネはモニタを見ながらよくわからない、というようにつぶやいた。
「……何かの実験? だとしても、何のために?」
 実験好きな蔡花(さいか)らしい感想。
 エスヴァルドは自分の予想が外れたか、という表情でため息をついた。
「うーん、どう受け止めればいいのか理解に苦しむな……。万が一、何者か
の『犯行予告だとしたら大変だ』と内心思っていたのだが……」


――エスヴァルドのその発言の直後だった。
モニターに【エラーが発生しました】と大きく映し出され、サイレンが
鳴り出したのである。


「えっ!」
「急にどうしたの!?」
「何が起こったんだ!?」
3人は驚き、慌てながらモニターと周囲を交互に見やった。すぐに管理者
5号氏がモニタールームに現れ、モニタや機器をチェックする。まもなく、
モニタのエラー表示とサイレンが消えた。
 室内に静寂がおとずれた。
「別に大したことじゃなかったようです。機器内に異物が入っていただけ
でした。……しかし、こんなものいつの間に入っていたのやら?」
管理者5号氏は近くにいたエスヴァルドに、機器から取り出した異物を渡
した。小さな白い石。
「これは……?」
エスヴァルドが手にした瞬間、ほんのり光を放ったような気がした。
3人は、エスヴァルドの手にある石をしばらくの間見つめていた。



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シーンNo.1-03 リプレイ 『空の果て、稜線に浮かぶのは』に続く
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